見学に行ったことのある人ならわかると思いますが、家探しって本当に大変です。
業者に全部頼めば大丈夫という訳ではありませんし、業者に丸投げすれば業者の理想(=業者が売りたい、儲かる家)になってしまいます。
土地でも中古住宅でもマンションでも、探し始めて2~3件で良い物件がみつかるケースってほぼありません。5~6件でみつかるケースも難しく、10件見ても決まらないかもしれません。
納得のできる住まい探しとは
それなのに、モデルハウスやモデルルームなどに見学に行くと、営業マンがクロージングをたたみかけ、ものすごく早いペースで住宅購入が進んでいきます。
売り手からすると、何よりも契約を取ってしまえばこっちのもの。それまではあの手この手であなたの理想を膨らませ、逃げられないようにする技術に長けています。
よくよく検討した結果なら良いのですが、まだまだ探し始めてから間もなければ一旦立ち止まって考えるべきです。
「納得のできる」住まい探しは簡単にはいきません。
色々な物件を見て、色々な業者と出会って、その過程で目が肥えていき、自分たちの理想の家が見えてくるんです。
同じエリアだったら価格の感覚も身に付いていくので、お買い得な物件もわかるようになってきます。
家探しをする前には適正な予算を把握することがとても大切ということはすでにお話ししました。
適正な住宅ローン金額の目安を知る
理想の住まい探しをするために、以下の質問をじっくりと考えてください。
・自分たちはどんな家に住みたいのか?
・どんな暮らしをしたいのか?
・どんな街に住みたいのか?
・なぜ、その街なのか?
・家族にとって必要な空間は何で、どう過ごしたいのか?
こういった質問を繰り返しているうちに本当に家族が求めているものが見えてきます。
あくまで「あなた」が住まいを決めるのであって、業者が決めるのではないのです。
「住みたい」から始まる住まい探し
具体的な住まい探しは、「そこに住みたい」から始まります。
職場が近い、保育園や学区の関係、スーパーが近い、親が近隣などなど。
あまりエリアを限定しすぎるとなかなか見つかりません。
なので、今だけでなく、今後の生活の利便性も考えながら、始めは少し広げて考えてみることも有効です。
たとえば今は徒歩のスーパーまでは自転車で我慢するとか、学区も少し広げて考えるとか。
具体的には、ネットで探したり、地元の不動産屋に行ったり、それから展示場に行ったり、現地見学会に行ったりと週末が忙しくなります。
色々探して疲れたら住まいに求める根本的な質問に立ち返ると良いと思います。
家を買おうと思ったらまずは考えたいこと
そして自分たちの理想の未来を描いてください。
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