多くの人にとって人生最大の借金は、言うまでもなく住宅ローンです。それだけに、誰だって失敗はしたくありませんよね。

それなのに、きちんと考えないで借りてしまう人がまだまだ多いのです。今は低金利だけど、返済は長いですから将来を見据えて考えてほしいものです。

Who goes a borrowing goes a sorrowing.

アメリカのことわざです。綺麗な韻を踏んでいますが、中身はキツい。
訳すとこうなります。

お金を借りに行く者は悲しみを借りに行く。

「信用」という力

「借金すべきじゃないですよ」と言っておきながら、アメリカ人は借金が大好きです。
借金が返ってこない確率の高い人に貸した「サブプライムローン」が破たんしました。
構造はもっともっと複雑ですが、住宅価格が上がっていく前提でどんどん借金をして消費に回していました。
今は車のサブプライムローンが膨らんでいるそうですから、喉元過ぎれば熱さを忘れるということでしょうか。

多額の借金はそれなりの信用力がないとできませんので、信用力がある人にとっては武器になります。何といっても他人の資本で自分の財産を増やしていくことができるのですから。もちろん借り過ぎないという前提です。

その一方で信用力が低く、返済余力の低い人は計画的に借金をしないと破滅しかねません。

住宅という資産を得るための住宅ローンは負債ですが、将来への投資とも言えます。
投資であればそのリターン(=得られる生活)をしっかり描きたい

家族の未来というリターン

リスクとリターンは表裏一体ですから、当然、リスクを想定した収支計画を立てた上で借金することが必要になってきます。

大きな借金をするときは、返す期間も長くなります。
家を買うということは、その家がもたらしてくれる「家族の未来」を買うことになります。

一方で、住宅のような大きな買い物以外、例えば家電や旅行やブランド品などは消費ですからローンを組まず、一括で購入するのが良いです。車もできればローンではなく一括で買いたいところです。

長期間の借金をすることで、手元にはお金が残りますので、これを活用して複利で増やしていくことができます。何かに投資をしたり、貸し付け(債券を買うなど)をしたりによって運用することが可能になります。

お金を借りるということは、その逆です。
銀行があなたに貸すことで、銀行の利益が増えていくのです。

住宅は多くの人にとって生涯に一度の買い物です。
ですから、悲しみを借りに行かないように、慎重に考えて欲しいのです。

将来の計画と現在の収支、適正な住宅の値段、そして必要な情報収集。
まずは自分の現在の状況を正確に見ることが大切です。